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大菅 力「プロDIY」探訪④自作の厚ベニヤによる飾り棚

ラワンで厚合板を自作して、棚に加工した例。

ラワンで厚合板を自作して、棚に加工した例。ラワン独特の目の揃った表情がきれい

 

前回自作したラワンの厚ベニヤ。その特徴である小口のラインを生かした、小さな飾り棚をDIYでつくってみて、見た目の特徴を検証してみました。

 

 

小口の処理はどっちがいい?

 

棚をつくるに先立って、ラワンベニヤのあまり材を貼り合わせて厚ベニヤの代用品をつくります。ここでは9㎜厚のベニヤを3枚張り合わせ。完全にくっついたら、丸鋸で端っこをカットして揃えます。27㎜厚のベニヤはなかなかの迫力。

この材を半分に切って棚を2つつくります。1つは小口を斜めにカットしてテーパーをとり、もう1つは切り放ししたそのまま。どちらも小口にベニヤを 構成する薄く剥いた板(単板)のラインが見えてきれいです。強いて言えば、まっすぐに落としたほうが、DIY的な「ざっくり感」がより強いようです。

 

針葉樹の厚ベニヤによる棚。小口の線の出方がラワンと異なるのが分かる

棚板の端を切り放しにした事例(上)と斜めにカットしてテーパーをとった事例(下)との比較

 

 

ラワンのほうがラインが細かい

 

マニアックな話になりますが、針葉樹の厚ベニヤで同じ棚をつくって、ラワンと見た目を比べました。すると、ラワンベニヤのほうが小口のラインが細かくて、方向性が強調されることが分かりました。これはベニヤのほうが、単板の厚みが薄いためです。

このように、ラワンベニヤのあまり材で厚ベニヤをつくることで、材料費の節約だけでなく、見た目にも独自性を出せることが分かりました。このように材料から自作することで、デザインが根本から変わります。どんどん試してみましょう。

 

制作協力:菅沼建築設計

 

棚板の端を切り放しにした事例(上)と斜めにカットしてテーパーをとった事例(下)との比較

針葉樹の厚ベニヤによる棚。小口の線の出方がラワンと異なるのが分かる

 

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