街なかの小屋たち⑧「鈴蘭小屋」の個性豊かな小屋たち
さまざまな用途の工具や機械が並ぶ。駅名標が目に付く
前回に引き続き、「鈴蘭小屋」に建つさまざまな「小屋」を紹介していきます。中心になるのは、店の前の道路脇に建ち並ぶ3つの小屋。大きさはまちまちですが、いずれも母屋と束、垂木で構成される和小屋の切妻屋根であるため、かたちはよく似ています。
3つのうちの2つがベンチを備えていることから分かるように、休憩所を兼ねています。お店の存在をアピールするサインの役割を持たせつつ、街に開く仕掛けです。
そしてユニークなのが、古い民具や工具などをディスプレイしてあること。その組み合わせの面白さもあって、ミニ博物館のような雰囲気です。
小屋に陳列された手動の脱穀機。隣には囲炉裏の道具である自在鉤が置かれている
壁面のディスプレイ。一枚板と六玉のそろばんの組み合わせが
もう1つの小屋。こちらも土瓶や魚篭、ガラスの浮き玉などが設えられている
この民具や工具は長年かけてご主人が集めたもの。地元だけでなく、全国津々浦々を廻り、コツコツと収集したそうです。手工具だけでなく動力を用いたものも含まれているあたりがご主人の趣味を反映しています。
なんでもご主人はもともとJRの職員で蒸気機関車のマニアでもあるそう。道具や機械仕掛けがたまらなく好きなのが伝わってきます。このあたりの蒐集品は店内にいろいろあるので、千葉県茂原市周辺に足を運んだ際には、是非、お立ち寄りを。
これも別の小屋。こちらは塀に囲まれるように配置されている。オリジナルの駅名標が設けられている
大きな小屋の脇にある高さ50cmほどの小さな小屋。お酒が供えてあるようだ
小屋が建ち並ぶ様子。道路脇にあり、お店のサイン兼休憩所となっている
さまざまな小屋が集まる「鈴蘭小屋」はさながら「小屋ビレッジ」。ご主人の美意識がそのままかたちになった、異空間の面白さを堪能できるユニークな 場所です。お料理もとても美味しく、魚や野菜ともによい素材を使っている割りにリーズナブル。取材後は天ぷら定食を堪能しました。
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