「女子が作った小屋コンテスト2016」でfacebook賞を受賞した「ぱたぱた愛ショップ」さんのオフィスに編集部が伺いました。

屋内外のイベント時に、その場でパタパタと簡単に折りたためるカフェ的ブースを作りたい、の発想で生まれた小屋「ぱたぱた愛ショップ」。作者で応募者の渡辺未彩さんは、長野県に本社を置くコージーホーム㈱という工務店のインテリアコーディネーターで普段は東京オフィスに勤務しています。

本社社屋に併設した雑貨ショップが地元で話題と聞き、渡辺さんの出張に合わせ、編集部デスクと興味津々小諸市に向かいました。

社屋に近づくとオレンジ色の看板が目に入ってきました。そして横にはオレンジ色のかわいいミニクーパー。オレンジがコーポレートカラーなんですね。かわいいです。

まずは受賞の喜びを取材したいと店舗内へ。女性スタッフの上原さんと常田さんも加わり受賞の記念写真をパチリ。

facebookの投票で2番目に票を集めた「ぱたぱた愛ショップ」。これをきっかけに企業の店舗にも採用されました。

コージーホームは地元を中心に家づくりをしています。完全フルオーダーのオリジナル住宅で、漆喰の塗り壁、無垢の床、木製玄関ドア、高性能樹脂サッシ仕様が特長だそうです。要望があれば家具も自分だけのオーダーメイドが可能なんですって。ナチュラル系の雰囲気がとっても素敵です。その他にも、独自で開発した工法cococasa（ココカーサ）は特許を取得しています。きれいな空気環境の維持と多断熱層を設けることで快適な家を実現したそうです（加盟店工務店を全国で募集しています）。

さあ、次は雑貨ショップへ。

店名は「kurumi」。

照明器具や造作家具のつまみや取っ手、タオルバーやペーパホルダーが陳列されています。その他にもインテリア雑貨やキッチン雑貨など生活が楽しくなるような商品が取り揃えられています。

コージーホームで家を建てる人はここで好きな照明や雑貨などのアイテムを選らんで設置することも可能だそうです。もちろん家を建てない人でも大丈夫。気軽に立ち寄れる雑貨ショップとしていろんな人が訪れます。

目を移すと、ハンドメイド商品もあるではないですか。これは地域のハンドメイド主婦の４人組「ナナイロ」が作った品物と、その仲間のクリエーターが作った品物だとか。

メインは布小物で、アクセサリーや木工商品もあります。

この店舗全体は地域に根差した交流の場となったり、パン作り教室やワークショップを開催する場としても活用されているそうです。

kurumi店内の商品はかわいい棚に並べられています。それも形が違ったいろんな棚に。

渡辺さんに棚の事を聞いてみると、「ほとんどは同じ『手作り木箱』の組み合わせなんですよ」と。

よく見ると、確かに縦横左右、２個３個と様々な組み合わせで色々な形に姿を変えています。

原型は同じ木箱です。大工さんにお願いしてつくってもらったとか。

この手作り木箱に編集部デスクは一目惚れ。「これって買えますか？」と尋ねると、「はい、販売しています」と渡辺さん。おもわずひとつ購入しちゃいました。

この雑貨ショップkurumiは、4年前にオフィスを改築した時、同社の宮森社長が渡辺さんたち女性スタッフに、構想からインテリア、コーディネート、仕入れに至るまですべてを任せたそうです。

社員9名のうち女性スタッフが4名という同社。女性の感性を活かした雑貨ショップを女性の発想と力で作ることで、スタッフのやる気に繋がるのはもちろんですが、街の人もＯＢ客も新規客も気軽に来店できるお店作りができたんですね。

kurumiから広がり、いまではワークショップやカルチャー教室を開催する会場としても店舗は利用されています。知らない人同士が集まり振れ合い、そして交流し、地域の人が暮らしを楽しむコミュニティーの場にもなっています。

編集部も楽しいひと時を過ごすことができました。

 本社　長野県小諸市御影新田2299‐2　TEL0267-41-0120

東京　東京都目黒区自由が丘2-11-9　TEL.03-4405-9701

http://cozyhome-ie.com/

http://cococasa.net/