ばったん、カラカラ、近江上布。
近江上布の仕事で滋賀に行きました。鎌倉時代から続いている麻の織物です。
写真は100年前の麻糸が蔵から出てきて、それを現在追っているそうです。100年前!
昔の柄見本
どれも素敵な柄。千代紙みたいに見えます。
織り上がった布に「しぼ付け」という独特なちぢみ加工をする板。現在は機械でしているそうですが、この板を使ってしぼ付けをしているのを見せていただきましたが 綺麗な水が流れている中での作業はかなりの労力。夏場は良いけど冬場はかなり寒いはず。
しぼ付けを始めてしばらくは、手の皮がむけて痛いそうです。長年していくうちに、手の皮が厚くなってくるそうですが、そこまでなるまで続けられる強さ。頭が下がります。
一本一本、染められた糸。
素敵な、手動機械。現役です。
半分手動、半分機械の大型糸巻き。音が優しい。
経糸を並べて、柄付け。(経絣)
緯糸に型紙を当てて両面とも柄付け(緯絣)。素敵な柄!
工房内においてあった布。独特なステッチ。
ただ漠然と「布素敵!」と思っていたけれど、経糸、緯糸になる糸を紡ぎ、並べて染めて、洗って干して、染めて、織ってと細かな工程を経た物を身につける。たくさんの人の手がかかったものを大切に扱い長く使う。
改めて、このファスト・大量生産時代の使い捨ての感覚は虚しさだけだと思った。多少、高くてもなるべく良いものを選ぼうと思ったのでした。
今回の仕事は6月24日から7月6日まで青山スクエアで近江上布展示をするにあたって現地に伺ったのでした。珍しい地機体験もできますので是非いらしてください。
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