「プロDIY」探訪⑮端材による箱型ディスプレイ
数種類の幅の端材を用いてつくられた箱型のディスプレイ
全体を見るとこんな感じ
木工分野におけるDIYの基本中の基本が「箱づくり」です。「箱」ができれば収納やテーブル、スツールなどいろいろなものに応用が効きます。
「箱」は「面」で固める構造なので、薄い板だけでつくることができます。そうした点からもDIY初心者にはうってつけです。
ここで紹介するのは、「箱」をひっくり返したようなかたちのディスプレイです。さまざまな寸法の板を組み合わせて面白い表情をつくり出しています。
箱型ディスプレイの詳細。小さな材を混ぜたり、小口を見せているところがポイント
この箱型ディスプレイ。構造は単純で技術的には難しくありません。しかし、そこはさすがに「プロDIY」。デザイン的にはよく考えられています。
まずは表面に現われる部分に複数の寸法の板を用いること。このことで見た目に変化が付きます。小口を見せていることも重要です。構造の一端が目に入ることで、箱の構成を自然と意識させる効果があります。
そして、釘留めでつくられているのも見逃せません。DIYだとビスが選択されがちですが、それだと日曜大工的な見え方になります。釘留めとすることで、パレットのような工業製品的な雰囲気をもたらすことに成功。「何気ない箱」というあり方を強調しています。
同じ構成で寸法を変えた箱型のディスプレイ。前掲した小型のものを上に乗せている
このように１つの「箱」を見ても、さまざまな工夫がなされています。言い方を変えると、高度な技術を用いなくても、アイデア次第で面白い「箱」がつくれます。いろいろなコンセプトや素材で、「箱づくり」にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
養生テープの「水に強くて丈夫・手でまっすぐ切れる・貼って剥がせる弱粘着」の機能に「使い方の多様性とデザイン性」をあわせもった
“おしゃれな養生テープ”「YOJO TAPE」ができました。
水回りや屋外でのDIYはもちろん、日常の色々をおしゃれに変身させてくれます。
【サイズ】45mm×５ｍ
【材質】基材:PEクロス/接着剤：アクリル系 日本製
