ランダムに配置されたカラフルな丸柱

前回に引き続き、パーテーションでバリエーション　ミラノサローネ編　第2弾です。

空間を単純な壁で仕切ってしまうのではなく、様々 な方法、構成、素材、デザインでゆるやかに、時にしっかりとスペースを分割することが可能です。ここに挙げる事例の中には、難易度の高いものもあります が、DIYにおいても、参考になるアイデアが多々あると思います。ぜひ、頭を柔らかくして、海外の優れた展示ブースから、自分の好きなデザイン、ヒントを 見つけてみてください。

大き目のパンチングメタルような壁

金属製の無機質な感覚の壁。この穴を上手く利用すれば、応用性が広がるかも。

菱形のメタルのボックスで構成されたパーテーション

メタリックな菱形ボックスは、それだけでデザイン性が高く、ところどころ抜けをつくることで、連続性を持たせている。コンクリート打ち放しの空間にクールに合わせてみたい。

フラットバーで編み込んだような構成

パーテーションというよりは、このまま引き戸のデザインに採用したいようなパネル。高さ方向に抜けているからバランスが良いということもあり、天井の低い空間ではイメージが違ってくることもありそうです。

同じように、大型家具などは、ショールームで見るのと、自宅で見るのとボリューム感が違うので、要注意です。

うねる曲線の連続が創り出すオブジェのような壁

1枚1枚は曲線カットされた板で構成されていますが、その連続したカーブがうねりをつくり、パーテーションそのものが主役級の存在感。難易度は低く、やり方次第ではDIYでも出来るアイデアです。

和のイメージを彷彿させる縦格子

繊細な縦格子が上質な印象です。センターの段違いのスペーサーがアクセントになっています。デザイン性もさることながら、この種の構成は、施工性も高くないと、粗が目立ちやすく、逆にチープになるので要注意です。

斜めのルーバーデザインパネル

そのまま商品化できそうなパネル。家具のカテゴリーに入りそうなレベルです。すぐにでも参考に出来そうです。

鏡面加工のイタリアンレッドのウォール

ランダムに続く、凹凸のある赤い壁。鏡面加工が家具のように見えます。

シンプルですが、難易度は高いです。

この種のデザインは、この「ランダム」の設計が難しいからです。切り取るサイズ、凹凸の配置、奥行き、影の計算、白の余白のバランス、映り込み、その他全体に渡って緻密に計算しているはずです。何度も模型を作ったり、CGで検討しているはずです。スゴイです。

金属の縦枠＋木目調の横枠

シンプルな構成ですが、洗練されています。R加工のある縦枠に、面落ちした横桟。ディテールがきれいです。縦枠の足元に配置されたピンスポットの照明もポイントです。

定番の金網を使ったパーテーション

写真ではディテールが分かりにくいですが、単純な構成の金網です。でも、DIESELがやるとオシャレに決まるから不思議です。男の部屋に使いたいアイデアですね。

どうでしょうか？

海外の展示会のブースって見ているだけで勉強になりますよね。

かっこいいパーテーションつくりの参考にしてください。