小屋№００８　小屋女子村の村長yoriです。

駅から程近い所に、その場所はあった。

今迄描いていた物とは程遠いその場所は、4Fの1F部分の店舗だった。

「中はずっと使われてなかったの、びっくりしないでね！」

そう、コソッと言われ裏口へと案内された。
真っ暗な店内へと…..。
パチッと灯りがついた。
くもの巣だらけ、トタンの壁には大きな穴が開いている

「そりゃびっくりしないでねネというわけだ」

でもなんだか居心地がいい
なんでか分からぬが居心地がいい

古びたコンクリートと、壁

おばちゃんは、
「久々に見るけど、ちょっとひどいわねー」
でも私はなんだかワクワクがとまらない
おばちゃんは
「ひどいからちょっと家賃おまけするわ」

ワクワクがとまらない私はその一言で、背中をおされた
「決めます！！」
「え、、、？？」
「私、ここで店やります！！」
宣言してしまったー。
お店に毎日かよった
「ここが私のお店ー」
嬉しかった。
でも自分一人ではどうにもならない
こんな時は私の好きを沢山しっている
カーペンダーであり、古道具店のcohalcoさんの
はるきさんにお願いしよー
（以前私は自宅中アトリエを作ってくれた方）
やっぱりプロは違う！！
「席は10席位かなー？」
「10席じゃ1人でまかないきれないよー8席だね」
「店内にアトリエが欲しい」
「商品販売とcafeのスペースの区切りが欲しい」

「フィティングRoomも」
などなど、
本当に好きを沢山知ってくれている彼は、
アイアンやペンキの色などの多くをドキドキさせてくれた。
私の妄想はどんどん形になっていく
とにかく好きをつらぬき通した。
予算の関係上、悩んだ事もあったけどね。

足りないソファー類は、家から持ち去った。
家族は
「オイオイ！！」
だったけどね。

古い物が昔から好き
だから使える物は使いたい
そんな同じ思いで作業しているアイアン屋さん
アイアンさんに机を依頼した。

「今まで使っていた板に、アイアンを付けて、それをテーブルにしたい」
「了解」

出来る所は自分でやった。
5メートル以上ある壁も