「プロDIY」探訪⑧フローリングのあまり材の活用
フローリング材のあまり材でつくったローテーブル。同じ梱包の製品からつくらないとここまでは木目が揃わない
DIYといえばあまり材の活用。設計に合せて材料を揃えるのではなく、あるものからつくれるものを考える。これが基本のスタンスです。今回は新築やリフォームのときに出るあまり材を活用した自作ローテーブルの紹介。
フローリングと同じ材料(共材[ともざい]という)でテーブル天板をつくったら、インテリアの調和が完璧にとれます。これは既製品では絶対に手に入りません。同じ種類の木でも木目や色が違うからです。
基本的な構造はL字型に組んだ集成材に脚を付けただけ
でも自作すれば案外簡単です。構造部分は、上の写真のように集成材をL字型に組んで、30×40㎜の脚を2本付けるだけです。集成材の上に同じくL字型にフローリングを貼って、それが分からないように小口に薄い木を貼って仕上げます。
横から下地の集成材が見えないように、集成材の小口に薄い木を貼っている。小口を留めにすると家具の繊細さが表現される
脚はインニイッサンと呼ばれる安価な材料。天板と脚の固定方法は、ビスを斜め打ちする方法が一番簡単でDIY向き
集成材はフリー板と呼ばれる剥ぎ合わせをしたものが安価でお勧め。ホームセンターでいろいろな樹種のものが売っています。この場合、表面は隠れてし まうので、フローリング材と色味が近いもので安価なものを選びましょう。フローリング材を張ることを考えると、厚みは25㎜でよいと思います。
脚に用いる30×40㎜の材料は、インニイッサンと呼ばれるもので、大工さんが下地用などとして大量に購入して使う安価な材料です。このくらいの切れ端なら、お付き合いのある工務店がいればタダでもらえることもあります。
養生テープの「水に強くて丈夫・手でまっすぐ切れる・貼って剥がせる弱粘着」の機能に「使い方の多様性とデザイン性」をあわせもった
“おしゃれな養生テープ”「YOJO TAPE」ができました。
水回りや屋外でのDIYはもちろん、日常の色々をおしゃれに変身させてくれます。
【サイズ】45mm×5m
【材質】基材:PEクロス/接着剤:アクリル系 日本製