「プロDIY」探訪37 換気ダクトを再利用したインダストリアルなベンチ
金属の筒に木製の脚を付けたベンチ。この筒の正体は?
スツールやベンチというのもDIYの対象になりやすいところです。基本的にボディは「箱」や「筒」の延長でつくれるので、座り心地などに高いクオリティを求めなければ、素人でもなんとかなってしまいます。それが、取り組み事例が豊富な理由でしょう。
問題はアイデアです。誰にでもつくれるものだけに、はっとするアイデアが盛り込まれていないと、スツールやベンチは簡素なだけで面白いものにはなりません。
このスツールのボディは換気ダクト。リノベーションの解体の際に出てきたものを再利用
スツールやベンチに関する最も強力なアイデアは、「箱」や「筒」のもととなる素材に関するものです。よい素材が得られれば、比較的簡単に個性的な作品をものにすることができます。
ここで紹介するベンチもその1つ。脚が木なのはすぐに分かりますが、肝心の「筒」のところには何が使われているのでしょうか。
もともと付いていた金具に木の枠を回して脚を付けている
ここで使われているのは、換気用のダクト。普段は天井裏を縦横無尽に走っています。解体のときに出てきたものを切断して、木の枠を回して、そこに木の脚を付けたのがこれです。
見た目は「超インダストリアル」ですが、思ったよりダクトの強度もあって、たわみ具合もほどよいので座り心地も悪くない。実用面でもなかなかよいベンチでした。
養生テープの「水に強くて丈夫・手でまっすぐ切れる・貼って剥がせる弱粘着」の機能に「使い方の多様性とデザイン性」をあわせもった
“おしゃれな養生テープ”「YOJO TAPE」ができました。
水回りや屋外でのDIYはもちろん、日常の色々をおしゃれに変身させてくれます。
【サイズ】45mm×5m
【材質】基材:PEクロス/接着剤:アクリル系 日本製