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袋谷 幸宏昭和40年代のアパートを無添加でリノベしてみる「むてんかレトロ」(2)

 

昭和40年代のアパートを無添加でリノベしてみる「むてんかレトロ」(2)

耐震対策は木毛セメント板で、体に安心、耐久性も長い

 

古いアパートなので、耐震対策も行います。しかし、日本のほとんどの家の耐震は構造用合板という板で固めてしまうのですが、合板は木と木を接着剤で固めて いますので、この接着剤を使わないものを探したところ、木毛セメント板がありました。昔はよく目にしましたが、これはヒノキのチップをセメントで固めてい るものなので、安全でしかも壁の耐力も向上します。あと、梁と柱の接合部にも金物で補強します。

 

昭和40年代のアパートを無添加でリノベしてみる「むてんかレトロ」(2)

継ぎ目の目地は漆喰でパテ埋めします

 

ちなみにセメントが体に悪いと思っている方が多いと思いますが、これはイメージなんです。セメントの原料は漆喰と同じ石灰岩、これに粘土を混ぜて高温で長時間焼いているだけなんです。薬品なんて入ってませんよ。しかもこの壁に直接漆喰が塗れるから手間が省けます。
 

昭和40年代のアパートを無添加でリノベしてみる「むてんかレトロ」(2)

セメントと漆喰は元は同じ原料の石灰岩

 

コンクリート造は体に悪いと思っている方がいると思いますが、それは建物の作り方に問題があるだけです。新築した時、コンクリートも大量の水を含ん でいるので、乾燥するのに何年もかかります。しかし、室内はビニールの壁紙で覆うから、乾きにくいんです。だから壁紙にカビが生えたりするんです。

 

昭和40年代のアパートを無添加でリノベしてみる「むてんかレトロ」(2)

土壁の中の竹木舞は腐っていません

 

昭和40年代の木造アパートは壁の中が土壁で、竹が編んでありました。竹って、外に放ってると、すぐカビが生えて、黒くなって腐ってきますよね。で も、土壁の中だと全く腐っていないんです。これは、土がちゃんと呼吸している証拠です。なのでこの上にコーティングするようなものをリフォームしてしまう と、たちまち腐り始める環境を作ってしまうことになります。

 

昭和40年代のアパートを無添加でリノベしてみる「むてんかレトロ」(2)

土壁の上に石膏ボードを貼ったところ

 

今回は直接土壁に漆喰を塗りたいところですが、直接塗ると、漆喰の水分を一気に土が吸い取ってしまうので、石膏ボードを一旦貼ることにします。この 石膏ボードも紙と石膏を接着剤を使ってるんじゃないの?って、思う方もおられると思いますが、石膏は顕微鏡で見ると、針のようになっているので、紙に刺 さってるだけなんです。で、紙も石膏も十分呼吸しますので、それを貼ってから、その上に漆喰を塗ることにします。

 

つづく

 

ここでは、無添加な建築素材、無添加な食材、無添加なくらし方にちなんだもので、昔からの知恵や様々な科学的知識を交えて、より生活に近い視点で紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

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