わたしたちの小屋ものがたり[小屋女子計画編]⑦リカさんのマルシェみたいな小屋
サイズは高1820x幅1000x奥行1000mm。奥行は場所に合わせて自由に変えられる。ハンドメイド作品の色数が多いため、無垢材をメインに色目を抑えた。
「小屋女子計画」は、ハンドメイド作家と新建新聞社のコラボで2012年冬に始まったプロジェクト。最初のミッションは、ひとり1つの小屋をつくり「日本ホビーショー2013」でお披露目することでした。そんな小屋女子たちの「My小屋」にスポットをあてます。
第 7回目は小屋女子計画の名付け親、リカさん(屋上庭園)の「R小屋」です。
■ めざしたのは“アンバランスなバランス”
つくりたいイメージは
「前からも、横からも、後ろからも見える、マルシェみたいな小屋」
「作品やお気に入りのモノをいっぱい置いたり、ぶらさげられる小屋」
そして
「人目に触れる面はすべて板の向きや棚の位置がバラバラで“アンバランスなバランス”の小屋」
ここがなんともユニークです。
10分の1のミニチュアをつくってイメージを広げた。片筋交い(ななめにわたした棒のこと)の効果で背面がちゃんと「R(アール)」の字になっている!
■ あとで手を入れればいいやの精神で
リカさんは「初めての小屋づくりなので気持ちがめげてしまわないよう、あとあと手を入れることで楽しさが生まれるものを、と考えて作業しました」と話します。
最初から完璧をめざすのではなく、完成形をイメージしつつも、あとで好きなように変えられる遊びの部分をつくっておく。そのくらいのユルさがあったほうが前に進めるようです。
この風情にピピピーときてしまったというアンティークのアイロン台。
■ 小屋の主に出会ってしまった
「R小屋」で一番気になる存在、アイロン台のことも聞いてみました。
「もともとアンティークが好きで、いつかは木のアイロン台を手に入れたいと思っていました。
でも、なかなか出会えないまま数年。小屋をつくることが決まったときに、ネットショップでピピピーとくるイギリスのアンティーク品を見つけてしまったのです。
よくみかけるアイロン台は、どちらかといえばガッチリしたものが多いのですが、幅が若干せまめで、足も細め。茶色の木目にところどころ白のペンキがかすれたなんともいえない風情。
これが、ワタシの小屋の主になる!と直感したと同時に、出会いって不思議だなぁとつくづく思いました」
こうして、アイロン台を主に迎えたR小屋。「ほんとに、びっくりするぐらいたくさんの方との出会いをもらった」といいます。
どの角度からも作品やお気に入りが眺められて、死角なし。マルシェのようなイメージにぴったりくる。
養生テープの「水に強くて丈夫・手でまっすぐ切れる・貼って剥がせる弱粘着」の機能に「使い方の多様性とデザイン性」をあわせもった
“おしゃれな養生テープ”「YOJO TAPE」ができました。
水回りや屋外でのDIYはもちろん、日常の色々をおしゃれに変身させてくれます。
【サイズ】45mm×5m
【材質】基材:PEクロス/接着剤:アクリル系 日本製