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大菅 力小屋女子、トレーラーハウスに挑む ①柱を立て、梁を掛ける

材木をみんなではこぶ

なにごともとことん楽しんで取り組むのが小屋女子流。重たい柱を運ぶのもこのとおり

 

 

トレーラーハウスとは、鉄骨のトレーラーの架台に木造の小屋を乗せた小さな住まい。リーマンショックを経て、アメリカではあえて小さい家に住んでシンプルな暮らしを営む人たちが出てきました。この動きを「タイニーハウスムーブメント」と言いますが、そうした人たちに支持されているのがトレーラーハウスなのです。そのトレーラーハウスづくりに、小屋女子計画が挑戦。この無謀な(?)チャレンジをレポートします。

 

 

 

どうせやるなら骨組みから

 

トレーラーハウスをつくる過程は実際の住まいづくりとまったく同じで、大工さんの作業が中心になります。でも、どうせやるなら本格的にかかわりたい。そんな風に考えるのが小屋女子です。柱を建て、梁を掛けるところからみずから手掛けることになりました。

 

ふつうDIYの場面では、慣れない作業に挑むときに不安な気持ちになります。でも小屋女子は違います。彼女たちにとって、やったことがないこと、未知のことというのは、じぶんの可能性を広げてくれる楽しいことなのです。

 

そうした小屋女子たちの思いを汲みながら、脇ではらはらしながら工事を見守ってくれたのが菅沼建築設計さん。千葉県長生村で家づくりを手掛ける小さな会社です。代表の菅沼悟朗さんが大工経験者ということもあって、彼女たちのサポート役を買って出てくれたのです。

 

 

 

骨組み

最初はおっかなびっくりだった小屋女子メンバーも徐々に慣れてきました

 

 

柱を土台に叩き込み掛け矢で柱を土台に叩き込んでいきます。2つの部材が少しずつ一体になっていく手応えが気持ちいい

 

 

棟が上がった後には餅まき

 

トレーラーハウスの柱や梁は、実際の住まいに使うものとほぼ同じサイズ。小屋女子がじぶんの小屋をつくった経験があるといっても、重たい材料をしっかり組み上げるのはなかなか大変です。でも、そこは手づくり作家の集団です。何本か柱を建て、梁をかけているうちに、すぐにコツを掴んできました。そして、夕方までに棟が上がり、無事上棟することができました。

 

これで終わらないのが小屋女子です。上棟といえば餅まき、とばかりにさっそく梁に登り、餅やお菓子を撒きます。ものづくりは成果も大事だけど、プロセスを楽しむのも大事。小屋女子たちの姿勢は、骨組みを組み上げるハードな作業の場面でも変わりませんでした。

 

骨組みができたところで、次回はいよいよ外壁張り。塗って、切って、張ってという小屋女子がフル回転する大忙しの一日をレポートします。

 

 

撮影:廣瀬育子
協力:菅沼建築設計 

    千葉県長生郡長生村宮成3400-12 www.sunoie.com

 

 

餅まき

最後は餅撒き。自力で組み上げた達成感はひとしお。笑顔が溢れます

 

 

 

 

 

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